2017年03月02日

志水辰夫(著)「つばくろ越え」

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ひさしぶりにオモロかった(古本)の話でも・・

飛脚っちゅーてもウチの近所の運送屋ではない
リレー式の飛脚とは別に通し飛脚と呼ばれる
経費削減の為か ひとりで大金を運ぶ飛脚

道中どんな苦難や修羅場があろうとも一人で処理できる判断力
体力はもちろん度胸を必要とする、あとは人情に厚くなければ
読み物として成立しない

連れ帰った孤児の巳之吉がいなくなった
仙造はだまって親方の箪笥をあけ 身にあった一振りを選ぶ
親方の勝五郎もそれより大振りの一本を選び
ふたりは酒抜きで飯盛り女に支度させた夕食を
明日のために黙々と食うのである

話の内容もオモロイけど
クぅ〜 こういうシーンはじつにハード・ボイルドを
感じさせるなぁ

ハード・ボイルドに時代や国それに職業という
ボーダー・ラインを取っ払ったのは
志水辰夫さまである・と思った

蓬莱屋帳外控三部作では やっぱし『つばくろ越え』が
ダントツによかった。

posted by ドクた at 16:08| 京都 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする