2017年03月08日

山本周五郎(著)「おさん」

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それでは本日も山本周五郎作品でありますが表題の「おさん」は
官能に魅せられた女性を描いた話で山本さん・あの容姿で意外も意外
全国のお父ちゃんにはスケベな期待感もありましょうが
「そういうからだ癖は、かえって不幸の元になった」

無茶苦茶深い性と哀しい女性の話は
ソレに精通していなければ書けない

そのからだ癖は男達を地獄に落とし自ら厄を背負い込む
参太はこの先おさとと生きていくのだろう
生きていたからこそ終わりがないのである
(帯)「人生は悪しき冗談なり」(ゲーテ)か・・フッ・・

不倫作家なんてのぁまだまだ お子ちゃま
知り合いの女性を思い出しながら生きてる僕なんぞは
未練たらしい乳飲み子にすぎない
たぶん・確実 僕ぁオトナになれない

さぁ 深遠なる官能の世界探検隊出発!と意気込んでも
もう涸れてもて どんならんから長生きしましょ

この文庫本もまたいい短編がぎょーさん入ってます


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posted by ドクた at 22:04| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月07日

 山本周五郎(著)「あとのない仮名」

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植木職人・源治(もとじ)はしんどいしんどい樹木探しに山を彷徨い帰宅する、
嫁はんはねぎらいの言葉もなく「飯の支度はそこに出来てるよ」
と・軽く背中で言う態度にどーしても納得いかん!
と思う源治は生真面目過ぎるのである

まだマシやがな ウチなんか夕方シュポっといわして
9時になったら寝てはんねどッ
この30年休日出勤を何回したことか
(ねぎらいの言葉なんか期待するのがマチガイだ)
僕の誕生日なんか覚えてたためしがないッ

これこそ忍耐という男のドラマではないか

源治は生真面目過ぎて家庭崩壊する
僕は居直り型で不真面目なヤツかもしれん
せやから他のヒトと仲良くしたり?
レコを買い漁り 新世界をフラつくのである
どゃ?文句ないやろ

人の誠実が報われなければ
誠実でいなければよいのである
(典型的な居直り型だ)
科目により隠密作戦も適用する

でないと ヤってられんデ・んまに

全国のお父ちゃんの同意を得られたトコロで
本書の中では「桑の木物語」に今回も心洗われ
「討九郎馳走」これが日本人の気概ってもんだぜ
えー 短編ばっかし入ってたなぁ。


posted by ドクた at 14:12| 京都 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

「みのたけの春」 志水辰夫(著)

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シミタっちゃん特集ではないが コレもよかった
いつものシミタツのハーモニーは鳴りを潜めている

似ているとゆーのではなく同じ幕末が舞台の
山本 周五郎の「天地静大」が思い出された

どこか周五郎スタイルなんだなぁ(この作品)
どちらも読後、心に染み入るモノがある
それを名作というのですなぁ

(ワぁ〜ったか? ハシモト)

ソレと も・一冊は・・・

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posted by ドクた at 22:49| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

志水辰夫(著)「つばくろ越え」

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ひさしぶりにオモロかった(古本)の話でも・・

飛脚っちゅーてもウチの近所の運送屋ではない
リレー式の飛脚とは別に通し飛脚と呼ばれる
経費削減の為か ひとりで大金を運ぶ飛脚

道中どんな苦難や修羅場があろうとも一人で処理できる判断力
体力はもちろん度胸を必要とする、あとは人情に厚くなければ
読み物として成立しない

連れ帰った孤児の巳之吉がいなくなった
仙造はだまって親方の箪笥をあけ 身にあった一振りを選ぶ
親方の勝五郎もそれより大振りの一本を選び
ふたりは酒抜きで飯盛り女に支度させた夕食を
明日のために黙々と食うのである

話の内容もオモロイけど
クぅ〜 こういうシーンはじつにハード・ボイルドを
感じさせるなぁ

ハード・ボイルドに時代や国それに職業という
ボーダー・ラインを取っ払ったのは
志水辰夫さまである・と思った

蓬莱屋帳外控三部作では やっぱし『つばくろ越え』が
ダントツによかった。

posted by ドクた at 16:08| 京都 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

「逃げろツチノコ」 (1973年) 山本 素石 (著)

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今はなき大好きな山本素石氏の本であるが
(僕は安く落としたが)
最近高値がついておるようだ

氏がはじめてツチノコと遭遇された場所は京都市内
(知っているので今度自転車で行ってみョ)
ソレが発端となりツワモノども集団ノータリンクラブが
アホらしくも学術的精彩を放ち全国調査に乗り出すのである

ツチノコの襲撃に備え大金を投入して金属製スカートを
製作する辺りは本気度がハンパではない

この精鋭学術行動部隊をまたもや小説にしたのが
田辺聖子ちゃんの「すべってころんで」
コレがTVで放映され全国ツチノコブームとなるが

隊長・山本素石の胸中は「おもろうて やがて哀しき」
という心の移ろいとなるのである
コレもまた男の冒険であり男のロマン漂う文学ではないか

男に血が流れているかぎり釣りに行かねばならぬのだ。


追記:どうやらツチノコはスタンダードな存在に
なってきた思いがする


posted by ドクた at 13:09| 京都 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | オモロかった本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする